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ITエンジニアのための ブックレビュー
何を読んでいいかわからない・・・たくさんありすぎて選べない・・・そんな悩みをイッキに解消!
このコンテンツは、Microsoft .NET に興味を持つ開発者コミュニティの 団体である INETA Japan の協力のもと、企画編集しております
2008年 08月
  • .NET Framework プログラミングテクニック for VisualBasic/C# Vol.7 グラフィック&イメージ(II) VisualC#編
  • 速効!SEのためのコミュニケーション実践塾
  • エンジニアのためのWord 再入門講座
2008年 07月
  • JavaScript 中級講座
  • 速効!SEのためのコミュニケーション実践塾
  • Windows Server 2008 テクノロジ入門
2008年 06月
  • ソフトウェア開発者採用ガイド
  • ガジェットプログラミングのためのJavaScript入門
2008年 05月
  • Microsoft ASP.NET AJAX入門
  • システム開発 火事場プロジェクトの法則―どうすればデスマーチをなくせるか?
2008年 04月
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Review01 掲載日:2006/07/04

Win32 APIオフィシャルリファレンス 改訂3版 グラフィク/GUI編

Win32 APIオフィシャルリファレンス 改訂3版 グラフィク/GUI編

発売:アスキー
本体価格: \5,200
 

Win32 APIオフィシャルリファレンス 改訂3版 Windowsサービス/ネットワーク編

Win32 APIオフィシャルリファレンス 改訂3版 Windowsサービス/ネットワーク編

発売:アスキー
本体価格: \5,200
 
わかりやすく見やすいWin32 APIのリファレンス
 最近では.NET Frameworkのようなフレームワークにより、高度に抽象化されたクラスライブラリを活用した開発が多く、直接Win32APIを呼び出すことは少なくなってきました。けれども、ライブラリに用意されていない機能などWin32APIでないとできないこともあり、Win32APIは使われ続けています。

 Win32 APIリファレンスは、「Win32 APIオフィシャルリファレンス 改訂3版 グラフィック/GUI編」と「Win32 APIオフィシャルリファレンス 改訂3版 Windowsサービス/ネットワーク編」の2冊から構成されています。旧版のオフィシャルリファレンスにネットワーク関連の関数を加え、970個の関数が掲載されています。

 「Win32 APIオフィシャルリファレンス 改訂3版 グラフィック/GUI編」にはグラフィック・ユーザーインターフェイス・セットアップ・レジストリに関連する関数、「Win32 APIオフィシャルリファレンス 改訂3版 Windowsサービス/ネットワーク編」にはWindowsサービス・NetBIOSベースのサービスを中心としたネットワーク関連の関数が収録されています。

 Win32APIの概要と理解を深めるための情報源を紹介した1章と、AからEまでの5種類の付録は、2冊で共通です。付録Dでアルファベット順の関数索引が用意されている他に、付録Cが機能別の索引になっていて便利です。付属のCD-ROMにもページ番号を除いた類似のファイルが収録されているので、テキスト検索に使えるようになっています。構造体や共用体については説明されていませんが、第1章でMSDNライブラリやWebサイトで検索する方法が紹介されています。

 各関数の見出しごとに関数の機能、パラメータ、戻り値、関連した関数を列挙した参照、解説などの項目が作られています。解説には、関数を使うときに役立つヒントがぎっしりと詰まっています。単なる項目の列挙ではよく理解しにくいことも、自然な日本語の解説で抵抗なく理解できるところが、このリファレンスの一番の特徴です。

 さらに、日本語環境で各APIが正しく動作するのか、各OSごとにサンプルコードでチェック済みなので便利です。各APIの見出しの横に、そのAPIが使えるOSがアイコンで示され、対応OSが一目で分かるようになっています。

 これら2冊の本は、Windowsプログラマに必須の本と言えるでしょう。
藤田 喜美恵    【いものホームページ】    INETA Japan 正会員
 
Review02 掲載日:2006/07/04

XML HACKS

XML HACKS

XML の「使えるテクニック」
発売:オライリー
本体価格: \3,200
 今や誰もが知っている XML 。開発の現場にも深く浸透し、XML を扱わない事の方が珍しいでしょう。XML 自体は単なるマークアップ言語ですが、他に数多くの仕様が存在します。名前空間、DTD や XSLT 等のスキーマ言語、XPointer、DOM 等。これら多くの仕様を把握するのは並大抵の事ではありません。

 本書では XML の「使えるテクニック、応用範囲」(HACK)を教えてくれます。
 XML 文書を作成する多くのツールや XML 文書を変換するための XSLT プロセッサが数多く紹介されています。Microsoft Office と XML の連携方法、XML とCSV の相互変換といった HACK もあります。RSS と Atom に関する HACK も紹介されています。高度な HACK としては XML から Java や C# のコードを生成する方法が書かれています。

 冒頭から順に読んでいかなければならないような本ではないので、興味を持った部分から読み進めていけます。

 XML を学ぶには、非常に数多い仕様を理解する事よりも、まずは XML の応用範囲を知る事が近道です。そうでなければ、多くの仕様に飲み込まれてしまうでしょう。XML は何に使われているのか、どう使えば便利なのか。それらを教えてくれる本書は初心者にこそお薦めです。その後、個々の専門書籍に入れば、XMLをより深く理解できるでしょう。
横尾 拓磨    【わんくま同盟】    INETA Japan 正会員
 
Review03 掲載日:2006/07/04

いまどきのプログラム言語の作り方

いまどきのプログラム言語の作り方

自分なりのプログラミング言語を作るための最初の1冊として
発売:毎日コミュニケーションズ
本体価格: \2,800
 「自分なりのプログラミング言語を作る。」かなりマニアックな趣味のように思うかもしれませんが、そんなことはありません。
 たとえば、数多くの便利な機能を搭載したユーティリティを作ったような時に、それらの機能を組み合わせて自動実行させたい。ホビーロボットに複雑な動作を簡単に伝えたい。などなど、専用の言語をこしらえてしまいたくなるような機会は、案外とあるものです。
 しかしいざ実際に作ろうとすると、なかなか思うようにいかないのではないでしょうか。自分の希望をうまく文法に織り込めなかったり、どのように実装していいかわからなかったり。作っているうちにまとまりがつかなくなって、あきらめてしまうようなこともありがちです。

 本書は、実際に独自の言語を開発しWeb上で公開している著者が書き下ろした、ちょっと変わった入門書です。

 「Javaを使って簡易版Javaを作る」という題材で、単純なソース解釈の部分から、少しずつ実装を繰り返していきます。その過程の中で、必要とされる理論や知識が少しずつ語られ、実際にその機能を完成させ動作を確認していきます。
 しかしその目標は決して低いところにはなく、おもしろく読み進めていくうちにメッセージやオブジェクトの作成、最後には継承までも実装した、小振りながら必要な要素を備えたオブジェクト指向言語ができあがってしまいます。

 本書では、あまり言語仕様の策定については触れていません。Javaの文法をトレースすることで言語仕様の推敲については大きく割愛し、ソースの解釈と動作実行という実際の実装部分に注力して説明しています。
逆に、すでに存在している言語仕様を採用することで、その文法を解釈するための言語開発上の概念が過不足なくタイミングよく説明されていきます。

 著者の説明を追うことで、どう考えを進めていけばいいのかがわかっていく、「考え方の入門書」として大変価値が高いと思われます。理論を基礎から説明した入門書はほかにも多く存在しますが、それらより先、まず1冊目に読むべき書籍としてお勧めします。

 なお、本書の巻末には、この先を学び進めていくための書籍が、著者のコメント付きで紹介されています。本書を読み終わり基礎的な知識や概念を身につけてからであれば、これらの書籍へも抵抗なく入っていけるでしょう。
今村 丈史    【猿頁】    INETA Japan 正会員
 
Review04 掲載日:2006/07/04

入門Haskell 初めて学ぶ関数型言語

入門Haskell 初めて学ぶ関数型言語

関数型言語を勉強してみませんか?
発売:毎日コミュニケーションズ
本体価格: \2,600
 CのセルはAのセルと、Bのセルを足したものが入っているので、AとBの値が変わったらCも計算しなおすこと。
 このような命題が与えられたときにあなたはどのようにプログラムするでしょうか?AとBのセルの変更時イベントに、Cの再計算命令を呼び出すように書くでしょうか?確かに命令型言語ではそのような対応を行うことで望みの結果を得ることができるでしょう。
 でもすこし待ってください。表計算ソフトではどのように対応しますか?Cのセルに= A + Bと記述するだけじゃないでしょうか。このようにプログラムを手続きではなく、関数定義を行うことで解決しようというのがこの関数型言語です。
 その関数型言語の中でも一番有名なのが、本書で取り扱っているHaskell(ハスケル)というプログラム言語です。

 関数型言語の考え方は、「常に同じ引数を渡されれば同じ結果が戻るために、処理の実行順序すらも関係ない」と確かに表計算ソフトなどと同じような考え方をします。
 このように命令型言語の感覚と関数型言語の感覚では大きな考え方の差がありますので、本書のような基礎から学ぶことのできる書籍がないと最初の一歩さえも難しいことでしょう。

 本書では基礎の基礎から始まり、最後にはHaskellだけでゲームの製作を行います。関数型言語は数値計算や表計算だけにしか使えないわけではないことを実証してくれます。
 どうでしょう?本書を読んであなたも関数型言語デビューしてみませんか?
中 博俊    【わんくま同盟】   :   [中の技術日誌]   [中の技術日誌ブログ]    INETA Japan 正会員
 


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