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ITエンジニアのための ブックレビュー
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このコンテンツは、Microsoft .NET に興味を持つ開発者コミュニティの 団体である INETA Japan の協力のもと、企画編集しております
2008年 08月
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  • エンジニアのためのWord 再入門講座
2008年 07月
  • JavaScript 中級講座
  • 速効!SEのためのコミュニケーション実践塾
  • Windows Server 2008 テクノロジ入門
2008年 06月
  • ソフトウェア開発者採用ガイド
  • ガジェットプログラミングのためのJavaScript入門
2008年 05月
  • Microsoft ASP.NET AJAX入門
  • システム開発 火事場プロジェクトの法則―どうすればデスマーチをなくせるか?
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Review01 掲載日:2007/01/09

.NETエンタープライズWebアプリケーション開発技術大全 Vol.1.NET Framework導入編

.NETエンタープライズWebアプリケーション開発技術大全 Vol.1.NET Framework導入編

ステップアップを目指す開発者のために
発売:日経BP出版センター
本体価格: \2,500
プログラマになると、最初、ほとんどの人はプログラミング言語の文法を覚え、要求された機能を実現することに一生懸命になります。開発ツールや繰返し出てくる主要な機能の実現方法を習得し、少し余裕が出て更なるステップアップをしたいと思ったとき、その道しるべになってくれるものは経験、それも手痛い失敗の経験の蓄積しかありませんでした。.NETプログラミングの入門は易しいけれども、ある程度以上に進もうとすると急に難しくなってしまうという声も聞かれました。

原因は、プログラミング言語習得のための入門書はたくさんあっても、次のステップに進むための橋渡しをしてくれる情報があまりにも少なかったからです。たくさんの初心者向けの情報、難解な上級者向けの情報、その間を埋めるものがありませんでした。

「.NETエンタープライズWebアプリケーション開発技術大全」の全5巻は、その間隙を埋め、上級者、或いはアプリケーションアーキテクトを目指す人への道しるべとなってくれる本です。

その第1巻となる本書では、Microsoft .NETの全体像をつかめるよう、次の3点から幅広く解説がされています。

・「Microsoft .NETとは何か」などのMicrosoft .NET概要
・Microsoft .NET(Visual Studio .NET)がアプリケーション開発にもたらすメリット
・Microsoftの開発技術には、どんなものがあるのか

新しい技術や構想が発表されたときには、基本的な情報やその技術の登場背景などの情報が手に入れやすいですが、しばらく経つと周知の事実としてそのような情報を得るのが途端に難しくなります。この第1巻は手元において機会があるごとに目を通し、.NETの本質的な事を忘れないよういつも記憶を新たにしておきたい良書だと思います。
藤田 喜美恵    【いものホームページ】    INETA Japan 正会員
 
Review02 掲載日:2007/01/09

.NETエンタープライズ Webアプリケーション 開発技術大全 Vol.2 ASP.NET[基礎編]

.NETエンタープライズ Webアプリケーション 開発技術大全 Vol.2 ASP.NET[基礎編]

ASP.NETの基本を身につける
発売:日経BP出版センター
本体価格: \3,500
第2巻では、ASP.NETの基本知識を身につけることができます。 内容は、大きく3つに分かれています。

・フレームワークとしてのASP.NETがどのようなものなのか(特徴、コントロール、動作の仕組みなど)
・ASP.NETのデータアクセス機能
・セキュリティ上の考慮事項

特に第1部での解説は、Webアプリケーションの動作を理解するのに役立ちます。
ASP.NETのランタイムが様々な要求に対してどのように動作しているのかは、内部での動作なので把握しにくいですが、まるで目の前で動作が行われているかのように順を追って分かりやすく解説されています。ランタイムの動作を理解することにより、Webアプリケーションの特徴を知り、アプリケーションの思いがけない動きの原因が突き止められるようになります。

Webアプリケーションでは避けて通ることのできないデータストアとの連携ですが、ADO.NETに用意された機能を上手に使い、データアクセスをする方法が述べられています。何でもコーディングして自作するのではなく、十分に検証された部品(機能)を利用することによって工数を少なくし、バグの少ないプログラムを作りあげることができます。このように、すでにあるものを利用するテクニックについても、注意点をあげて詳細に説明されています。

著者が現場で経験したことを元にして書かれている部分が多いので、実際に経験しないと気がつきにくいと思われる注意事項も多く記載されています。実際に失敗する前に、失敗の経験をしたのと同じノウハウを紙面上で積むことができるのは貴重です。さらに、どうしてそうしなくてはいけないのか、その理由が明快に示されているので、丸暗記では得られない応用力が身につきます。

セキュアなWebアプリケーションを作る方法では、エンドユーザーを過信せず、必ずアプリケーション側でチェックできることはチェックするという心構えで説明されています。どんな点を気をつけてチェックすれば良いのか、アプリケーションの動作過程の流れの中で、発見するコツが分かります。

他では得にくい情報が満載なので、最初から最後まで、そして隅々まで目を通しておきたい本です。
藤田 喜美恵    【いものホームページ】    INETA Japan 正会員
 
Review03 掲載日:2007/01/09

.NETエンタープライズ Webアプリケーション 開発技術大全 Vol.3 ASP.NET[応用編]

.NETエンタープライズ Webアプリケーション 開発技術大全 Vol.3 ASP.NET[応用編]

ASP.NETの応用力を身につける
発売:日経BP出版センター
本体価格: \3,800
第2巻に続き第3巻では、ASP.NETの技術がさらに掘り下げて解説されています。
とりあえず動くものを作るというレベルから、品質の高いWebアプリケーションを作るというレベルにレベルアップするための情報がつまっています。

第3巻の内容は、大きく分けると2つです。

・クラスタリングと状態管理
・ASP.NETランタイムの詳細動作、例外処理など

エンタープライズシステムで欠かせない情報なのに、あまり体系的に紹介されることのない事項ばかりです。シリーズを通して言えることですが、なぜWebアプリケーションが予想と違う動作をするのか、ランタイムの動きを通して理解できるようになっています。

よく考えてみると、コンピューターは命令されたことを命令されたとおりに実行するだけです。
実現したいと思っていた機能を理解して実行するわけではありません。予想と違う、あるいは実現したい動作と違う結果が現れたときには、何か人間とコンピューターの間に食い違いがあるはずです。それを突き止めるには、ランタイムの動作の理解が不可欠です。
常になぜそうなっているのか考える視点を持ち、本質を見抜くことによって、良い設計を行う知識が身につきます。

・どのようにコーディングすれば良いのか
・どのように設計するのが最適なのか
・品質を高める設計をするには

これらの3つの課題を念頭に置きながら読めば、表面的なコードのみに集中しがちな視点が、少し離れたところからアプリケーションを眺める設計の視点に変化してきます。

一度ではなく、何度でも繰返し読みたい良書です。
藤田 喜美恵    【いものホームページ】    INETA Japan 正会員
 
Review04 掲載日:2007/01/09

.NETエンタープライズ Webアプリケーション 開発技術大全Vol.4

.NETエンタープライズ Webアプリケーション 開発技術大全Vol.4

セキュリティ制御、開発環境構築の体系的知識が身につく
発売:日経BP出版センター
本体価格: \3,800
第4巻では、大きく分けて2つの事項を取り扱います。

・セキュアなWebアプリケーションの設計
・開発環境の構築

第2巻ではコーディングバグをなくすことによってWebアプリケーションをセキュアに保つ方法が紹介されていました。この巻では、セキュリティ制御をすることによって、Webアプリケーションをセキュアに保つ方法が解説されています。「正しい人にのみ正しいことを実施させる」ための方法です。
IISの認証、ASP.NETの認証、SQL Serverの認証、ユーザー名とパスワードの保存場所など、関係する事柄を相互に考慮しながら設計する考え方が紹介されています。ロールベースセキュリティについては、特に詳しく説明されています。認証に関するサンプルコードやconfigファイルの書式の例は実践的なものが多く、詳細な説明があるのですぐに応用が可能です。

開発環境の構築では、ソリューション構造の構成要素と設計、ソースコード管理、性能テスト、ビルドについて書かれています。大規模アプリケーションのチーム開発では、重要な事柄ばかりです。どちらも断片的にしか取り上げられないことが多い項目なので、体系的に整理されたこの本を読むと全体を把握しながら理解を深められます。

全巻を通して言えることですが、手順説明ではなく、機能の本質を理解した上で一番適切なものを選んで使いこなすというスタンスで書かれているので、何度も読んで内容を自分のものにすればあらゆる場面で活用できる能力に直結します。いつも手元に置いて活用したい本です。
藤田 喜美恵    【いものホームページ】    INETA Japan 正会員
 
Review05 掲載日:2007/01/09

.NETエンタープライズ Webアプリケーション 開発技術大全 Vol.5 トランザクション[設計編]

.NETエンタープライズ Webアプリケーション 開発技術大全 Vol.5 トランザクション[設計編]

オンライントランザクションが理解できる
発売:日経BP出版センター
本体価格: \3,900
第5巻では、トランザクション処理とその設計方法について解説されています。
データの整合性を保つために必須のトランザクション処理ですが、基本的なSQL文が理解できSQL Serverに触れたことのある人なら読み進められるように説明されています。

トランザクション処理は、アプリケーションの視点から3つに分類されています。

・短時間トランザクション処理
・自動トランザクション処理
・複雑なトランザクション処理

短時間トランザクション処理では、SQL Serverでの同時実行制御とマニュアルトランザクションなどの3つの短時間トランザクション制御について書かれています。SQL Serverでの同時実行制御は、データベースの基礎的事柄から詳しく説明されています。データベースの視点から書かれた本は多いのですが、この本はアプリケーション側からの視点から書かれていて、どのような場合にどのようなロックをかけるべきかというところまで踏み込んで書かれています。

自動トランザクション処理では、自動トランザクション処理の詳細に加え、COM+のアンマネージリソースが使われていることを意識する必要があることなど、アンマネージコンポーネントをマネージコードの中で使う方法も同時に学習することができます。アンマネージコンポーネントを使う上での注意点が細かく書かれているので、習得しておけば、トランザクション処理以外のアプリケーションにも役立ちます。

複雑なトランザクション処理では、ネットワーク障害発生時のメッセージロスト対策、オンライン型長時間バッチ処理などの複雑なトランザクション制御が取り上げられています。

基礎的な内容から応用的な内容まで幅広く解説されているので、この巻に関しては必要に応じて部分的に読むというのも効果的な利用方法です。

ボリューム満点のこの巻ですが、トランザクション制御がそれだけ多くの知識を必要とする機能だということが言えます。アプリケーションの開発者には、データベースの解説書よりも馴染みやすい身近な内容が多い分、興味を持って読めます。読めば読むほど実力がつく本書を強く推薦します。
藤田 喜美恵    【いものホームページ】    INETA Japan 正会員
 
Review06 掲載日:2007/01/09

Microsoft VisualStudio2005によるWebアプリケーション構築技法

Microsoft VisualStudio2005によるWebアプリケーション構築技法

Webアプリケーションとデータベースの連携方法がわかる
発売:日経BP出版センター
本体価格: \3,800
この本を読むと、データベースアプリケーションの基本が理解できるようになります。

新しい開発ツールであるVisual Studio 2005が使われるようになり、以前と一番大きく変わったのがデータベースとの連携部分です。.NET エンタープライズWebアプリケーション開発技術大全の全5巻のうち、特に変更があったデータベースアクセス部分だけを取り出して解説されています。

もちろん、この本だけをいきなり読んでも理解できるよう、第1部の「ASP.NETの基礎」で、Webアプリケーションの基本的事項が説明されています。

データベースへのアクセスを伴うWebアプリケーションには2種類あります。

・参照系アプリケーション
・更新系アプリケーション

参照系アプリケーションでは、ASP.NETとADO.NETを組み合わせて実現するデータバインド機能を使用します。

更新系アプリケーションでは、データの更新を伴うため、トランザクション制御が中心になってきます。主な3つの設計パターンに分類されます。

・同時実行制御をしない後勝ちルール
・業務の入り口でチェックする業務排他制御
・業務の出口でチェックする楽観同時実行制御

Visual Studio 2005を使ったWebアプリケーションのデータ操作について、注意する点をあげながら詳しく解説されている本書を読めば、用意された機能を整理しながら覚えることができ、それぞれの機能の制限事項や動作を意識したアプリケーション設計をするのに役立ちます。

何度も読んで理解すると、ステップアップが実感できる内容の濃い一冊です。
藤田 喜美恵    【いものホームページ】    INETA Japan 正会員


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